第19回 手放す
ただ、ありのままの気づきが、心の「空」の本質です。
それは、完全に開かれた状態です。
それは、すべてを受け入れ包みこむ状態です。
それは、深遠な智慧です。
それは、無条件の愛…という状態です。
その状態のまま、くつろぎましょう。
その状態のまま、入浴しましょう。
その状態のまま、食事をしましょう。
その状態のまま、歩きましょう。
その状態のまま、眠りましょう。
その状態のまま、夢を見ましょう。
手放して、手放して、手放すことで、純粋な気づきを育みましょう。
「ただ居る」のです。
ー バリー・カーズィン
アメリカの医師でありながら、チベットの仏教僧侶となり、現在はダライ・ラマ法王第14世の医師であり、ヒューマンバリュー総合研究所を
主催し世界中で講演や瞑想を指導されている方の言葉から今回は引用させていただきました。
人生とは、まさに手放していくことかなと最近思います。
何かに執着すると囚われ苦しく固くなっていく。
何かを手放すと解放され自由に軽くなっていく。
これだけは手放せないと思ったことも、手放して手放して手放し尽くして、ある意味
「サレンダー=全てを委ねられる状態になる」ことが「空」であり、
「一であり全てである」のかなと。
何もかも諦めるのではなく、何であっても構わないし囚われない。
どんなことも変化し終わっていくことを受け入れること。
全ては変化し終わりそして始まるのなら、その瞬間瞬間を楽しむこと。
それが幸せ。