第32回 『現実をうまく創る』
「現実を創る」って、(毎日皆さんがしていることですけれど)どうやっているか、ご存知ですか?
このやり方をよく知っていると、「現実が上手く創れる」ってことになって、それはもう知りたいんじゃないでしょうか。
始めるならまず、現実は勝手にやってくるものではなく、創るものだと思ってくださいね。
例えばあなたが「お蕎麦が食べたい」と思ったとします。
そしたら、色々な方法が浮かびますよね。
家にある乾麺? カップそば? スーパーで生そば買う?
出前とる? 食べに行く? 美味しいお店に行く?
信州まで行っちゃう? えっ!自分でそばを育てる?
ね。方法はたーくさんあるんです。
そのどれにするかは、あなたが何を大事にしているかによります。
「あなたらしさ」が出るところです。
「あなたらしく」どうするか決まったら、方法をもっと具体的にイメージしますよね。
手軽なのか、手をかけたのか、あったかいのか、冷たいのか。
それがゴールまで一通り想像できて、できたからこそ、行動できるんです。
そうでなければ、「日本一うまい蕎麦が食べたい!」って決めて外に飛び出したって、どこに行ったらいいか途方に暮れちゃいます。
設計があるから、商品化(現実化)できるんです。
この、当たり前のことがなかなか出来なくて、皆さん現実が上手くいかなくなっているんです。
まず、イメージがわかない・決まらない。
「美味しい蕎麦は食べたいけど、高いのも嫌だし、自分で作れないし、
食べに行くの面倒だし。」みたいな。
こねくり回して、イメージがこんがらがって現実にならないのが設計トラブル。
もしくは、道筋はあるのに、行動しない。
「美味しい蕎麦を食べに行きたい」って思っていいも店の情報も持っているのに、行動しない。
行動って、エネルギーがいるじゃないですか。
そのエネルギーが出せない。
商品化のトラブル。
疲れ切ってたりすると、動けないじゃないですか。
言うと難しそうに聞こえるけれど、実際はトイレに行くんだって、これをやっているんです。
じゃないとお漏らししちゃうんですから。
コツは、自分がどうしたいのかをはっきり決めること。
「私はおトイレに行きたい」
それを完遂できるだけのエネルギーが回るシステム(身体)を創ること。
「歩いて2−3分のところに公衆トイレがあったな。行こう」
こんなこと、当たり前じゃないかって思いました?
でも、これが「俳優としてデビューしたい」とか、
「オリンピックで優勝したい」でも同じなんですよ。
はっきりと決めて、プランが作れるか否か。
「そんなの無理に決まっている」なんて否定的な考えに囚われちゃうと、もうイメージできなくなっちゃう。
周りから期待されるイメージと自分の創造したいイメージがこんがらがって、決められなくなっちゃう。
本当に自分がそうしたいのか、自分はどんな人間になりたいのかを決めなきゃならない。
そして何より大事なのは、その時の気分。
真っ暗な気分でやったら、どんなに良さそうな道筋でも、何もかもが真っ暗に見えて、いい気分の結果は来ないのです。
信州までお蕎麦を食べにきて、目の前のお蕎麦は同じなのに、
「なんだよ。ここまできてこれかよ」と思うか、
「やったー!やっとこれにありつけた!」と思うかはあなた次第。
そしてその気分が、また次の現実を想像するんです。
暗い気分の設計は、暗い現実を創ると思っておいた方がいいです、
この仕組みを上手く扱っている人が、人生上手く行っている人。
でも、人って面白いから、毎回上手くいくとつまらないじゃないですか。
スリルがないし、もしくは「こんなに上手くいくのはおかしい」
って自分を疑ったり。
そうするとちゃんと、トラブったり、困ったりするんです
こころってほんと面白い。
でも、そうすると現実を創る頭(思考)
現実を作るこころ(感情)
現実を創る身体(行動)
結局この3つを揃えろってことですよね。
当たり前でした。