第45『不安を越える』
WRITER
今世の中は不安な事だらけ。 将来も、未来も、世界もどうなるかわからない。 不安に捕まると、その場で身動きできず、人生が止まっちゃう。 同じことをぐるぐると考え、怖くて踏み出せず、何度も何度も何度も確認し、 苦しくて怖くて、今にも息が止まりそう。 この泥沼から、どうやったら抜け出せるの。 どうやったら、不安が消えるの。 薬を飲むしかないの? お酒で紛らわすしかないの? この命を絶つしかないの? この、心の檻から抜け出した人がいます。 薬に頼らず、お酒に頼らず、自分の人生を歩んだ人がいます。 一人は、不安になる暇もないほど強く大きな目的を持つことで。 一人は、不安になるしかないほど強く大きく我慢していたのを止めることで。 ねえ。 わかるでしょ。 病気が怖い。 お金がなくなるのが怖い。 非難されるのが怖い。 失敗するのが怖い。 死ぬのが怖い。 だったら、病気になっても、お金がなくなっても、非難されても、失敗しても、死んでもやりたいことを見つけるんです。 そして、それを我慢しないんです。 初めは小さなことで構いません。 やり続けられる事、自分にとってこれは大切だと思えること。 誰でも必ずあります。絶対あります。 「無い」という人は、生まれた時からの記憶をたどって、どこで諦めたか思い出してください。 「これかな」「あれかな」手直なところからやってみます。 やれば結果が出ます。 すると人生が動き始めます。 気に入った方向に動き続けると、小さな不安は振り払えるようになります。 そうしたら、もしそのことに熱中したら、不安が消えます。 自分の命をかけて、燃やし尽くしてやる事がある人は、不安になっていられない。 自分の心の中が喜びで一杯だったら、恐怖はどこにも入って来られない。 「怖い」という理由から、あなたは自分の周りを堤防で囲っているけれど、 それが自分を閉じ込める、檻になっているのです。 だから、「熱意」という大きな車輪を回して、その檻を破ってください。 「喜び」という光で、「恐怖」の闇を払ってください。 「怖い」気持ち。 「不安」な気持ち。 所詮、気持ちです。 別の気持ちを持ったら、手放せるんです。