第7回 こころの舵をにぎる
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自分のこころは、自分のものです。
間違いないですよね。
絶対、間違いないですよね。
「自分の幸せは自分だけが知っています。」
これはどうですか?
言い過ぎですか?
100歩譲って、「自分の幸せは自分が一番よく知っています。」
これでどうでしょう。
人生という航路で、こころはどういう道に進みたいかどうなりたいのか決める大事な舵です。
ですから自分のこころの舵をしっかり握って、上手に航海する必要があります。
この船は自分のもので、どこに行きたいかは自分が一番よく知っている。
このことを、ゆめゆめ疑ってはいけません。
でないとあっという間に転覆です。
自分のこころの舵をにぎるどころか、手を離してしまい、
そのことに気づかず怯えている人がいます。
「どうなるんだろう。」
「なっちゃたら、どうしよう。」
これが、口癖です。
舵から手を離してしまっているので、何もできません。
大時化が来ても、マストが折れても、「どうなるんだろう。」
では何もできません。
こういう人は、失敗するのが怖いから、人に非難されるのは怖いから
舵ごと心ごと人に預けてしまいます。
「どうしたらいいの。」
「誰の言うことを聞けばいいの。」
これが口癖です。
一見うまくいくかもしれません。
でも、気がついてみたら自分の幸せではなく、相手の幸せの航路を進み、
大嫌いな人生を歩まざるを得なくなったり、
相手がいなくなった途端転覆してしまいます。
それはそうですよね。
あなた以上にあなたの幸せを知っている人はいないのですから。
ではどうすればいいの?
乗り切るすべは、
「こうする。」です。
大時化が来たら、こうする。
マストが折れたら、こうする。
「その時できる最善」をするんです。
何が最善かは、あなたの船であなたの幸せですからあなたが決めます。
あとになって、失敗と思えるようなことでも関係ありません。
その瞬間瞬間の最善を尽くすだけで、後から違う考えが浮かべば、またその時の最善を
尽くせばいいだけです。
もう、人に任せて逃げ出すのはおしまいです。
自分の心の舵をしっかりと握る。
そのことに誇りを持つ。
本当はそれだけです。
あとはしたいように舵を切ってみればいいんです。
「私」という、世界にたったひとつの船。
どこに行きたいかは、あなたが知っています。
「気持ちいい。」と思う方角に、舵を切ってみてください。