第21回 大愛持ちになろう

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あなたは愛情をお持ちですか?

って、もちろんお持ちですよね。

未だかつて持っていない人にお会いしたことはないし、まあ、持っていないということは

存在としてありえないと思います。

感情には法則があります。

「与えたものが、受け取るもの。」

あなたが愛情を注いだものは、あなたを愛するようになり、

嫌悪や怒りを注いだものもまた、あなたを嫌い反発してきます。

そしてそれを繰り返し循環させていくほど大きくなっていく。

このシンプルな法則。

ここではこの法則に則って、愛情についてお金のようにその流れを追い、

あなたの家計簿とちょっと覗いてみたいと思います。

まず、あなたが愛情をどこに注いでいるか、多いところから見てください。

自分ですか?子供ですか? 仕事ですか? パートナーですか?

それとも何か特別なもの??

もし、自分以外の物や人から答えた方がいらっしゃるなら、

(実は多いと思いますが)

要注意です。

貧乏の始まりです。

何かに愛情を注ぐには、自分がたっぷり持っていないといけません。

なけなしのものを与えてしまうと、そりゃ飢えてしまうからです。

では愛情たっぷりの自分になるために、どうするか。

まず自分自身を愛するんです。

「それって、自己中じゃないの?」

違います。

「いわゆるナルシスト?」

違います。

自分を愛さなかったら、自分から愛は生み出せません。

しかし、

「無条件に自分を愛する。」

これが、とっても難しい。

そのため、愛情貧乏になってみんな苦労するんです。

わかりやすく、例にとって説明しましょう。

自分を愛せない人がいます。

自分に愛を与えないので、とても貧しくいつも飢えているので、

人からもらうしかありません。

なので色々考えます。

ある人は、ひたすら必死に人の言うことをきき、褒めて評価されて愛情を得ようとします。

そういう人は、信じられないほど尽くします。

とても、頑張り屋さんです。

でも、いつも評価を気にし、断るべきことも断ることができず、嫌われることに怯え、

自分の期待する愛情が返ってこないと恨む傾向があります。

それはそうでしょう?。

その人からの愛情で生きているのですから。相手の気分で自分の価値が、

今日のご飯が決まるのです。だからいつも、他の人とひき比べ、ビクビクしています。

ある人は、いかに自分が苦しくて辛いかを訴え、同情を得ます。

それで稼ぎます。

愛情を得るために病気になりさえします。

場合によっては、被害者になり、相手から同情を得ます。

こんなにひどい目にあった、辛い目にあったと訴え、相手からせびるのです。

醜いように見えるかもしれませんが、それしか稼いでいく道を思いつかないので仕方ありません。

「生きてかなきゃならないんだよ!」

こんな感じです。

多くの人は、条件付きで自分に愛情を与えます。

(親がそうであったように)

成績が良かったら、競争に勝ったら、完璧だったら・・・愛してあげる。

これはとても危険です。

強いモチベーションとなり、社会で成功者となることもありますが、

いつまでも条件を満たせる訳もなく、維持するためのプレッシャーや、

そうじゃなくなった時の失意を乗り越えられない人がたくさんいます。

「39キロの私は愛してあげるけど、40キロの私は生きる価値がない。」

極端にいうとこんな感じです。

気が小さい子に限って、ものすごく自分を強く見せたりします。

脅す人、怒鳴り散らす人、見下す人、こういう人たちは、他の人の上に立つ時だけ、

自分を愛せるのです。

みんな、周囲から、愛情や同情・賞賛といったエネルギーを得るのに必死です。

これで世の中が回っていると言っても過言ではありません。

自分が、金の卵を産む鶏だと知らないんです。

試しに、無条件に自分に愛を与えてみましょう。

この、今の、ありのままの自分をよしとします。

いつも自分に愛を与えていると、自分から愛情を引き出せるので、

ある意味自己完結します。

自分造幣局です。

自給自足です。

もう、必死になって、奪ったりもらったりしなくていいんです。

すると、どうなると思います?

何もしない?

とんでもない。

好きなことに、愛情を使うのです。

誰かが求めてきたら、気前よく与えます。

自分は十分持っているので、見返りも期待しません。

そうして自分の出会うもの、楽しいと思う道筋に愛情を振りまいていきます。

仕事でも人間関係でも、熱意を持って愛情を注ぎ行動します。

そうすると、みんなから愛が返ってきて、更にあなたの愛情は大きく深くなります。

そうしてまた、溢れるものを与えていくんです。

自分に条件をつけないのですから、

相手にも条件をつけません。

どんな自分をも愛せるなら、どんな相手も愛せるのです。

限りあるものを奪いあうのではなく、限りないものを与えあう。

これが、大愛持ちの秘訣です。

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