第7回『できる』

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「できる」
やってきました!
「できる」
ああ〜。いい響きだあ〜。
「できる」
言い続けていたい。

こころのエネルギー的に言うと、「できない」って言うのが切り取って排除して小さくしていく言葉で、「できる」って言うのは受け入れて広げて大きくしていく言葉だ。
エネルギーがめっちゃ満ちていく言葉。
それが、「できる」

例えば何かを100回やって1回成功したとする。
「1回できた」
「1回しかできなかった」
「99回できなかった」
「99回もできなかった」
君はどう表現する?

わかるでしょ。
「1回できた」が一番君のこころエネルギーが増える。
できることにフォーカスするから。
こころエネルギーが増えた方が、基本は元気になるんで上手くいくんだ。

でも、「そんなんじゃ甘っちょろい」って言うよね。
「そんなんで満足してどうする」って。
もっと「できない」ことに注目しろって。

基本、けなされて否定されたら、こころエネルギーは小さくなる。だから褒めた方が上手くいくはずなのに、時にはけなされて「何くそ!」と思って、倍の力を発揮することもある。
それってどういうことだと思う?

いいかい。こころエネルギーの使い方にはコツがある。
人はみんな、自分の中に「これくらいはできるだろう」と言う自分期待値を持っている。
自分の出来が期待値より低いと「できなかった」と自分を責め、ネガティブになるんだけど、「いや、本当の自分の力はこんなんじゃない!」と、自分の期待値に向かって攻め返し、マイナスに振れた振り子が勢いを増して戻ってくるように、そのエネルギーで期待以上に頑張れるようになるんだ。
反対に期待値より上手くいくと、嬉しいけど今度は緩みやすくなる。
「まあいいか」と勢いが無くなり、失敗しやすくなるんだ。

だから、もしそもそも期待値が低い人をけなしたら「そうですよね。出来ませんよね。」ってあきらめちゃうから、まずは自分の期待値を上げるように褒めることが必要だし、反対に期待値ばかり高い人がいたら、少しけなして期待値を下げさせても、実際クリアできる目標にすることで乗り越えていくんだ。

どちらにしろ、大事なことは、
君が今、何ができるかじゃなくて、
君が今、何をできると思っているのかなんだ。

自分のなりたい方向に「できる」を積み上げ期待値を上げていく。
時に失敗しても、それはネガティブ側に振って、飛び上がる前に膝を曲げるように勢いをつけ成功まで持っていく上手いやり方ってだけなんだ。

人と比べて「自分はダメだ、出来ない」なんて落ち込むのは本当に無駄で、今1回「できた」んだから、次は2回「できる」というように、常に「できる」期待値を自分の1歩前に置いて、乗り越えていくだけなんだよ。

「できた」ときの喜びを胸に、ワクワクしながら、
君は何を「できる」と思って、かなえに行く?
こればっかりは、君しかわからないからね!

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