第28回『そんなこともわからないの?』
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「そんなこともわからないの?」 と言われたら、素直に 「はい!」っと言って、わかるように、教えてもらいましょう。 落ち込んだり、イラついたり、ふてくされたりする必要はありません。 わからないんだから、教えて貰えば済む話です。 問題は、「はい、教えてください」と言って、 わかるように教えてくれる人がほとんどいないことです。 たかが、「そんなこと」なのに。 「そんなこと」って「そんな(簡単な)こと」ってことです。 だったら、2−3分でさっさと教えてくれればいい訳です。 なのに、訳のわからない説明を早口でまくし立てられたり、 (そんな簡単なことも、わかりやすく説明できないのか) 「そんな時間はない!」のように打ち切られたり、 (そんな簡単なことにも、時間をさけないのか) 「ああ、もういい!こっちでやるから」と見切られたり。 (そんな簡単なことなら、さっさと教えれば、そっちでやらなくていいじゃないか) どうしてそうなるか、わかりますか? そう、教えられないからです。 根拠がないからです。 マウントを取りたいだけだからです。 あなたを貶めることで、自分が優位に立ちたいからです。 こちらは仕事をしているつもりなのに、 あちらはパワーゲームをしている。 こんなことは良くあります。 だから、落ち込んだり、謝ったりすると、こちらの負けなんです。 だから、「そらきた!」と思って、ウキウキとゲームに参加しましょう。 「はい!わかりません!わかるように教えてください!」 こう言えば、今度は そんな(簡単な)ことも、わかるように教えられない、相手の負けなのです。 相手が見下そうとしても、自分が頭を下げなければ負けないんです。 喧嘩をするんじゃありません。 喧嘩をすると、今度は力の強いものの勝ちになってしまいます。 こちらは決して機嫌を崩さず、明るく、わかるまで教えてもらいましょう。 そうしたら、きっと、相手の真価がわかります。